みなさんこんにちは!今日は日本の名作、松本清張の『砂の器』についてです。

松本清張の原作は時代を超えて、何度もリメイクされるほどです。

中でも『砂の器』では『差別』も大きなテーマになってます。

原作は恥ずかしながら読んだことはないのですが映像化された『砂の器』では山田洋次監督が脚本を担当。1974年公開されたものが一番評価が高く、私も見たことがあります。

現代は『差別をなくそう』と運動が盛んなのに、砂の器を現代でリメイクしようとすると『ハンセン病者の差別をテーマ』にしているからという理由でオリジナルの脚本通りにリメイクできないというおかしな事態になっています。

中居正広さん主演でリメイクされた砂の器では、『ハンセン病者』を『精神障害者』にかえて制作するも、現在はその『精神障害者』も使えない

差別をなくす為であっても、口にする事も禁止されるような状況はおかしいですよね?

今日は、砂の器からみる差別問題のおかしい点や、作中の主人公の犯行動機がおかしい点などをしらべてみました。

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砂の器とは?

刑事の今西 栄太郎(丹波哲郎)と若手刑事の吉村 弘(森田健作)が国鉄蒲田操車場構内で扼殺死体が発見され、身元がわからず聞き込み捜査を地道に進めるところから物語は進んでいきます。

捜査の途中で、日本国内の天才ピアニストで作曲家の和賀 英良/本浦 秀夫(加藤剛)と偶然出会います。

👆和賀役の加藤剛さんです。作中の和賀の本名は本浦秀夫

父・千代吉がハンセン病患者だったために6歳で父と住んでいた村を追い出されてしまいます

それからは、お遍路で放浪することになるのですが、旅の途中で2人は世間から間違った病識による理不尽な迫害やいじめを受け続けます。

幼少期の環境が秀夫の心に人間不信という闇を作ってしまったのだと思います( ;∀;)

そんな秀夫の父はハンセン病患者の本浦 千代吉(加藤嘉)👇。

常に飢えてる千代吉親子。ハンセン病患者の差別や迫害なんて現代では考えられません

しかし、現代のコロナ感染者への根拠もない差別をする人間がいることを考えると、当時ハンセン病にかかってしまった当人も家族も親戚まで迫害されるというおかしい時代があった事も、決して過去のことではないと再認識させられます。

息も絶え絶えボロボロになりながらも亀嵩で保護されます。

保護に力を貸してくれたのは亀嵩の派出所で勤務していた三木 謙一巡査部長(緒形拳)

三木巡査は幼い秀夫のことを考え、千代吉に息子を置いて施設に入るよう説得します。

息子と離れることを嫌がっていた千代吉も三木巡査の必死な説得で決心して別れます。

三木巡査夫妻は秀夫を養子にしようと可愛がりました秀夫は脱走

以前、三木巡査に出会う前に別の村で出会った巡査に迫害を受け崖に突き落とされた事で『巡査』という存在に不信感を抱いてしまったのかもしれません。

さらに、自分の為だったとはいえ6歳の子供からみたら『大好きな父親と引き離された』と感じた可能性もあります。

三木夫妻は愛情を持って世話をしますが、閉ざされた秀夫の心は開かなかったようです…

ちなみに、この可愛い秀夫役の子役は春田和秀さんという方。

成長した姿が👇コチラ

目元に面影がありますね☆

ここまでは砂の器のストーリーにおかしい点はありません。

砂の器のどこがおかしいと言われているのでしょうか?

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秀夫の犯行動機がおかしい?

映画砂の器で、秀夫は和賀英良となりピアニストとして成功し、政治家の娘との婚約。順風満帆な生活を送っていました

しかし、ハンセン病患者の父、千代吉と過去の自分を知る三木元巡査と再会してしまいます。

これまで三木巡査と父・千代吉は24年間、文通でやりとりしていました。

『息子に会いたい』『死ぬまでに一度でいいから』と訴えていたことを誰よりも知っている三木元巡査。

和賀 英良(秀夫)と再会したことで、三木元巡査は父・千代吉と会うよう必死に説得します。

和賀英良(秀夫)はハンセン病の父がいる事のスキャンダルの警戒、『巡査』だった三木を信用できず人間不信な心の闇のせいで、三木を殺害してしまうのです。

映画では、千代吉親子の悲しい過去をとてもうまく表現しているので、千代吉親子に同情し泣く人も大勢います。

https://twitter.com/agnes2001hisae/status/1018696352811773953?s=20

しかし、ハンセン病患者の父親を施設に入れ、養子にしようと愛情を持って育てようとしてくれた恩人の三木を和賀 英良(秀夫)は、今の地位を守るために殺害したことがやはり納得できません( ̄∀ ̄)おかしい…

見る人によっては、地位を守るためではなく幼少期に父親と引き離された恨みが爆発した、という見解もあるようです。

どちらにしても、恩人を殺害していることには変わりないのでやっぱり和賀はおかしいです。

親切に善行をした三木は余計なことをしたのでしょうか

千代吉親子からしたら三木の行動は『善の押し付け』だったの?

三木の目線で考えると、やはり和賀 英良(秀夫)の犯行は理解しがたく、おかしいよな〜と感じてしまいます( ̄ヘ ̄;)ウーン

とはいえ、千代吉親子がうけた迫害やいじめは6歳の秀夫の人格を壊すには十分すぎます( ;∀;)

『砂の器』は現代にこそもっと知られるべき映画なんだと思います。

次は砂の器の物語から離れてしまいますが、ワタシがおかしいと思う、なぜオリジナルの『砂の器』をもっと放送するなり教育に入れるなりしないのか?という謎…

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砂の器は放送禁止?

ハンセン病患者への差別描写があるために、砂の器をリメイクする時も『ハンセン病』は放送禁止扱い

中居正広版の砂の器では『精神病患者』としてリメイクするも、新たにリメイクする際は『精神病患者』の差別表現もNG

差別するな!と声をあげる人は一杯いるのに、一番見なければいけない差別問題からは目を背ける

これって矛盾してるし、おかしいことでは?

砂の器を変に現代に合わせてリメイクしたって、一番伝えなければいけない人間の醜い『差別』という行為をオブラートに包むのはホントにおかしいです(¬_¬)

現代の差別問題って、本気で考えたいのか、考えたくないのか全くわからないですね⤵

テレビ局も教育現場も〇〇団体からのクレームに怯えすぎ(笑)

2○時間テレビとか、ただ同情を誘ってお涙頂戴番組を放送してる方がよっぽどおかしいと思いません?

結局差別をなくために活動してますよ!というパフォーマンスだけなんでしょうね(・∀・)

視聴者に同情させる前に、やるべきことあると思うんですよね〜( ̄ヘ ̄;)ウーン

おかしい世の中ですね(¬_¬)

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まとめ

◆砂の器は原作よりオリジナル版の映画が一番名作

◆砂の器の主人公に悲しい過去があったとしても恩人の三木を殺害するのはおかしい

◆砂の器でもっとも強いメッセージであるハンセン病などの差別問題を現代で放送、題材にしないのがおかしい

◆現代の差別問題を解決しようとしてる放送局はパフォーマンスだけで肝心なところから目を背けているのがおかしい

でした!

どの国も同じだと思うので日本だけがおかしいとは思いませんが、ハンセン病患者の差別も精神障害者への差別もまだまだ日本では解決していません。

目に見える障害は比較的表に出てきて活動してる方が多いですよね?乙武さんとか?差別するな平等に扱え!って…

本当に差別されてる障がい者の人たちは表に出てカミングアウトできずにいる人も大勢いるのに、そこは見なかったことにしてるんですよね(笑)おかしな世の中です。

今日はちょっと重たいテーマになってしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました!