みなさんこんにちは。音楽には不思議な力がありますよね。

例えばある曲を聞くと当時のことが鮮明に蘇るようなことってありませんか?

私は小室哲哉さんが作った曲を聞くと中高生時代の記憶が蘇ります。

カラオケに行き新曲を入れると小室哲哉さんが作った曲ばかりになってしまうほど当時は小室さんの曲で溢れかえってました。

出す曲出す曲面白いほど売れて、あの時代は歌番組も多かったですしテレビなどでアーティストのトークが今より聞けたのもいい時代だったと思います。

そんな音楽業界を賑やかにした一人でもある小室哲哉さんは、今でも天才だ!という方が多いので、小室さんのどこら辺が天才なのかを今日は探っていきたいと思います。

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小室哲哉のプロフィール

名前:小室哲哉(こむろてつや)
愛称:てっちゃん
生年月日:1958年11月27日(62歳2021年)
出身地 :東京都 府中市
身長:167cm
血液型:O型
学歴 早稲田大学系属早稲田実業学校高等部
早稲田大学※中退

3歳からバイオリンを習っていて、小学生からクラシックの作曲などをしたり小学校高学年ではエレクトーンを習い始めています。

叔父から習い始めたギターコードをすぐに習得してしまった事を聞く限り子供の頃から音楽的センスがあったことがわかります。

12歳ごろになるとシンセサイザーに衝撃を受け、家にある楽器を全て売って家族に無断で購入。ここから小室さん音楽人生が新しく始まりました。

その後は、みなさんもご存じTM NETWORKが結成され何曲か出した後に「Get Wild」が60万枚超の大ヒット。続けざまにこれまたヒットした渡辺美里さんに提供した「My Revolution」など小室さんの勢いは加速を始めます。

小室さんといえば数々の曲をアーティストに提供しています。自身も参加しているユニットもありますが、単発ではなくプロデューサーとしても才能を発揮しており、小室さんの目に留まったアーティストは小室ファミリー(TKファミリー)などと呼ばれるようになります。

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小室哲哉のプロデュース力

主なTKファミリー

TRF・観月ありさ・篠原涼子・globe・内田有紀・安室奈美恵・hitomi・H Jungle with t・鈴木亜美・dos・華原朋美・宮沢りえetc…

この他にも大勢のアーティストに楽曲提供をしているので作曲者としての人気もわかるかと思います。

当時は小室哲哉に曲を書いてもらえば確実に売れる!と言われていたこともあるくらいですから。
有名な話しですがダウンタウンの浜田雅功さんのユニットH Jungle with t。

歌番組「hey!hey!hey!」にゲストで来ていた小室さんに浜田さんが『小室さんが曲を作れば俺らでも売れる』といった話しから始まりました。

冗談で浜田さんが「作ってくれや!」と言ったあと小室さんは「いいですよ」と軽く約束をしたので、浜田さんも『社交辞令いいやがって~』みたいな感じでした。小室さんはひょうひょうとしていたのでカメラ前だから穏便に的な雰囲気もありました。

浜田さんが冗談にするほど「小室なら歌手じゃなくても売れる」という軽い発言から始まったものだったんですが、実際に浜田さんの意外な才能もあってか本当に200万枚を越えるヒットをだしてしまいます。

この番組は当時リアルタイムで観ていたので、浜田さんのチンピラみたいに絡んでいく流れからの大ヒットは本当に神がかってました。

浜田さんはこの時のヒットを最近茶化されてきゃりーぱみゅぱみゅをプロデュースしている中田ヤスタカさんにも企画を持ち掛け「浜田ばみゅばみゅ」として曲をだした事も記憶に新しいですが、小室哲哉さんプロデュースのあの時の売れ方をみるとやはり小室哲哉の才能がいかに凄かったのかがわかります。

このように小室さんは次々とヒットメーカーとしてアーティストを誕生させているので、プロデューサーとしてまさに天才といえますね!

そんな天才小室哲哉さんですが、なぜ「天才」といわれるのか探っていきましょう。

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小室コードとは?

◆小室コードの確立

私は音楽に詳しくないので、シンセサイザーを使っていたら「小室」もしくは「ピコピコティクティク」してたら「小室」みたいなw

でも実際はこの小室コードが小室っぽさを出していたんですね~!

もう、どんな曲でもこの小室コードを使うだけで途端に小室曲になっちゃうのが不思議で面白いです。

この小室コードの確立とシンセサイザーは当時のJ-POP界に大きな衝撃を与えたと思います。

1を100にする能力も確かに凄いのですが、やはり0から1を生み出す人は努力でできるものではなく天性の才能だと思います。

そして生み出すだけではなくそれを世に定着させた「小室コード」まさしく天才です。

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小室哲哉の作曲力

◆作曲数とミリオンセラー数

https://twitter.com/unity1701d/status/1191181815169503237?s=20

作曲数900以上の小室さんですが、凄いのは数だけじゃないんです。

あの名作曲家 筒美京平さんは歴代シングル売り上げ枚数が1位(7560.2万枚)で有名ですが2位 小室哲哉さんの(7184.3万枚)です。

この事を見ても小室さんがいかに凄い作曲者なのかがわかりますね。

昭和の名作曲家とは確かに音楽性も当時の音楽界の状況も違うので単純に筒美さんの次だから同レベルで凄いとはなりません。

ですが小室さんはまったく新しいジャンル(ダンスミュージック)を日本の歌謡界に浸透させ1つの時代を築き上げた事を加味するとやはり天才的な作曲者と言ってもいいのではないでしょうか?

音楽的理論だとかそういった専門的分野の方の意見は知りませんが、どんな破天荒な曲だろうと音楽理論に沿っていなかろうとミリオンセラーを何枚も量産し多くの人が今でも口ずさめる曲が多数あるという事が小室さんの凄さを実証しているのではないでしょうか?

冬になれば「寒い夜だから…」が歌いたくなるし、結婚式では「CAN YOU CELEBRATE?」がながれる、それだけで素晴らしい作曲家だとわかります。

そして音楽的理論ですが、小室さんは3歳からバイオリンをやっていますし一人オーケストラができるエレクトーンもやっていますし、ギターコードもあっという間に習得したという話しから考えても、理論はわかってるはずです。わかったうえであえて外して一般人に受け入れやすい曲を作っているのだと考えたほうがスッキリします。

次は深みや意味がないと有名な歌詞の才能はどうでしょう?

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小室哲哉の作詞力

小室さんは歌詞で人の魂を揺さぶるような事ありません。

歌詞で感動させようとしていないんです。なので「薄っぺらい」とか「間違った日本語、間違った英語ばかり」といった事を言う人がいますが、小室さんは最初から歌詞で勝負をしていないだけです。
潔く言葉のリズムや語感を優先してるので結果的に意味不明な日本語や間違った英文法になってしまうだけでは?

まさしくコレだと思います。

本当に日本語や英語の意味も分からず作っている人と、わかっていてあえて外すのかではまったく違うものだと思うんです。

それがわかる例として小室さんは薄っぺらい歌詞の間に唐突に考えさせられるフレーズをぶっこんでくるんです。

例えば『Get wild』

もうひたすら「Get wild and tough♪」を繰り返してますけど唐突に「この街で やさしさに甘えていたくはない」

ですよ。

今の意識高い系男子には心臓射抜かれたんじゃないかって衝撃あるんじゃないですか?

「恋しさと せつなさと 心強さと」では

映画『ストリートファイターIIMOVIE』挿入歌だったんですが、まずしょっぱなから「恋しさと⤴ せつなさと⤴ 心強さとー!♪」から始まって既にこの時点で歌詞に意味を求めても無理じゃないですか?
でも急に
もう2度とくりかえさずに もどらずに生きること」「でも少しずつ理解(わか)ってきた 戦うこと!!」

これですよ

まさにプロですよね。ストリートファイターってだけに、しっかり戦うというワードも盛り込んでます。

ちなみにこの曲は篠原涼子さんが歌っていますが、日本の女性ソロ歌手として初めてシングルCDのダブルミリオンを記録させてしまいます。

小室哲哉さんで珍しく歌詞が最初から最後までいいなぁと思うのは浜田雅功さんが歌う「WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~」です。明らかに浜田さんの事を考えながら作っているのがわかります。

それだけではただ曲をプレゼントした人になってしまう所を、天才小室哲哉さんは売れるための曲にするんです。

浜田さんと同年代の男性に伝わるように書いているんですね。しかし今では女性も同じように忙しい時代です。男性だけではなく仕事で忙しい現代の多くの人に響くようにも書いていると思います。

人に合わせて歌詞や曲を書いて、更に売れるための要素も入れている事は天才と言わざるを得ません。

こういった事から、小室さんの一見薄っぺらいような意味のない歌詞、英語は計算づくでやっている事だと思われます。

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まとめ

小室哲哉が天才と言われる理由

●断トツのプロデュース力
●常識を覆す作曲力
●型にはまらない作詞センス

でした。

小室ブームの時代は、テレビをつけてもデパートに行っても外を歩いていても常に流れていました。

なので、数年で聞き飽きた感が出てしまっていた事は事実です。

しかし、昭和の聞かせる歌や心に響く歌詞が定番だった歌謡界に、歌手の歌唱力でも歌詞の深さでも勝負していないのに売れる。全く新しいダンスミュージックというジャンルで瞬く間に日本の音楽界の常識を覆した小室哲哉さんが起こしたムーブメントは今でも考えられない事だと思います。
プライベートでゴシップは出ていますが、音楽でまた世間があっと驚くようなムーブメントをぜひ起こして欲しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。